教材(小学6年生):通学時間の分析

ここでは、生徒の皆さんがセンサス@スクールのオンライン調査に参加して入力したデータを分析する方法について解説しています。

 グラフの描画のしかたについては、使い方のページを参照してください。

 「普段学校に来るのにどれくらい時間がかかりますか?」という質問では、自宅から学校までの時間を答えます。データは2009年からのものと2013年からのものと2種類がありますが、2009年のデータを用いて分析してみましょう。200人を抽出してヒストグラムで表示するとつぎのようなグラフが得られます。ただし、抽出はランダムにされますので、抽出するたびに結果が少し異なることがあります。

 変数の選択では、以下の4つの変数を選択しておきます。
   Q01.性別、Q15.学年、Q16.交通手段、Q17.通学時間

 このグラフを見ると、全体で200人いますが、0~12分は約80人、12~24分は約30人、...いることが分かります。横軸の6は0と12との中間の値、18は12と24との中間の値を示しています。左の目盛りは、ここでは人数を表しています。12分までの人が非常に多く、2時間くらいの人はほとんどいないことが分かります。
通学時間のヒストグラムによる表示:


通学時間が0分~120分までを10区間に分けてヒストグラムを描きます。この指定のしかたは以下のようになります。階級数(区間の個数)を10と指定します。また、ヒストグラムの指定のところで、「はずれ値をはずす」にチェックを入れておきます。こうすることにより、間違えて大きな値を入力したようなデータをはずしてグラフを作成します。



ヒストグラムの階級数を変えて表示:


上のグラフは以下のような指定のしかたをしています。最小値と最大値は同じですが、階級数(区間の個数)を6個にしたために、1つの区間の幅が2倍になっています。なお、ここでのヒストグラムは、軸の目盛りが固定されており、0から100です。0~20分の人数は100人を超えていますが、100人と表示されています。



 このように、階級数を変えて表示をすると、同じデータでも見え方が変わってきます。

 それでは、人によって通学時間が大きく異なる原因について調べてみましょう。

  1. 性別で分析します
  2. 学年別に分析します
  3. 交通手段別に分析します
  4. 帯グラフやクロス表で分析します

1.性別で分析します

 性別で見てみると、女の子と男の子の間には違いはないように見えます。ヒストグラムでは、はずれ値をはずすにチェックを入れています。


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2 学年別に分析します

ヒストグラムを学年別で見てみます。なお、中学2年と高校生は人数が少ないので表示していません。小学生は、30分よりも短い人がほとんどです。中学生では、60分くらいかかる人が多くいます。大学生では、10分よりも短いか、60分から90分の人が多くいます。

 

 

 

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3 交通手段別に分析します

 徒歩の場合は30分よりも短い人が多く、自転車では25分から50分くらいの人が多く、電車だと60分から90分くらいの人が多いことがわかります。学年別の結果から推測できるのは、小学生の通学時間が短いのは、徒歩による人が多いのではないかということです。このことを確かめるためには、学年と交通手段との関係を調べる必要があります。

 

 



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3 帯グラフやクロス表で分析します

つぎに、学年と交通手段との関係を見てみましょう。小学生は、徒歩の人の割合が非常に多いことが分かります。



帯グラフでは割合を見るので人数などの件数は分かりません。クロス表を見ることにより件数を正確に知ることができます。

Q15.学年/Q16.交通手段   徒歩  バス  電車  自転車  その他  車 合計 
 小学4年以下   51   0   0   0   0   0  51
 中学1年   3   3   12   8   3   0  29
 中学2年   0   0   1   0   0   0  1
 中学3年   6   10   12   8   0   0  36
 大学生   2   0   18   2   3   9  34
 高校3年   0   0   2   0   0   0  2
 小学5年   19   0   0   0   1   0  20
 小学6年   20   0   0   0   0   0  20
 その他   0   0   0   1   0   1  2
 合計  101  13  45  19  7  10  195


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